ソシャゲで可能な元本保証(詐欺)かつ年利100%(詐欺)な錬金術の話
錬金術のやり方
簡単に説明します!
原神などの中華系のソシャゲでは課金でガチャ石を購入する際、ボーナスで初回のみ購入した石の2倍の石をゲットできます。このとき、購入した石は当然有償石なのですが、ボーナス分も有償石として入手可能です。このときに入手した有償石を使用せずに保持したままゲームがサービス終了した場合、運営会社は有償石(残高)を全て返金対応しなければならないと日本の法律(資金決済に関する法律~第20条第1項~)で定められています。つまり、ボーナスで入手した有償石も返金対象となるならば、ただ課金してほったらかしにしておくだけで、ゲームがサービス終了したら倍になって返ってきます。ちなみに、この2倍石のボーナスは毎年周年記念で復活するので、毎年錬金可能です。これを複数の端末を使って複数のアカウントをつくり、複数のゲームで行った場合、元本保証で年利100%とかいうありえない投資が理論上は成り立ちます。
より詳しくは解説動画をYouTubeに投稿しているので、興味があればどうぞ。
問題点
2025年7月1日現在、私が調べた限りではボーナス分の有償石が実際に返金された実例は確認できていません。なので、実際にゲームがサービス終了した際にボーナス分の石が返金対象の有償石とみなされるかどうかは運営次第なところではあります。ただ、課金した金額は少なくとも返金されるのでお金がマイナスになることはないです。ただし、ゲームが長期サービス継続した後に終了して、その時にボーナス分は返金されなかった場合、課金分は確かに返金されますが、その分を別の投資に回していた方が資金効率が断然良いので、サービスの長期化が予想されるHoYoverseのゲームではこの錬金術はやらない方がいいですね。直近だとトライブナインが2025年2月にサービス開始して、課金のボーナスに有償石を設定していたにもかかわらず、2025年5月に早期サービス終了を発表したので、はたしてトライブナインの運営(アカツキゲームス)はボーナス分の有償石が返金対象に含めるかどうかに注目が集まっています。
正直、ネタ話
と、ここまであたかも現代の錬金術が存在するかのように話しましたが、さすがにこれをやられると運営側が爆損かますので、そのうち規約変更なんかで対策してきそうな気がします。そもそも、この2倍石ボーナスは中国のゲームがおそらく最初にはじめたっぽいので、日本の法律をあまり調べないまま自国のサービスをそのまま展開している疑惑があります。それを真似した日本の企業はもうちょい良く考えろよってかんじですが、とりあえずは様子見ですね。まあ、私も半分以上ネタで錬金術と言っているだけなので、あまり真に受けないで下さい。それより、こういう一見設けられそうなネタって、ポンジスキームなどの投資詐欺で利用されるケースがあるので、上手い話しには裏があると思って注意するのが吉です。
ということで、今回の話はここまで!また見に来てねー( ̄▽ ̄)ノ
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